畑の土起こしや耕すのに非常に便利な農機具

今回は、農作業の強い味方を紹介します。

畑を耕す時はどのようにしているでしょうか。私は毎年鍬で畑を耕していると、すぐに腰が痛くなって、いつもどうにかならないかと思っていました。そこで、以前ホームセンターで五本爪の土起こし用の農機具を売っているのを思い出し、購入しようと思っていたところ、時期が悪かったのかもう販売していませんでした。

そこで、アマゾンなどで探していたんですが、他の商品と比較検討した結果、こちらの「土起こし君」を購入することにしました。結論から言うと、これで大正解だったと思います。その理由をこれから詳しく説明していきます。

ある程度広い畑を人力で耕す場合は必需品

浅野式 土起こし君 縦毎年機械で耕している人にはあまり関係ありませんが、鍬を持って人力で広い畑を耕している人には、必需品だと思います。というのも、鍬の場合は、毎回振り上げる必要がありますが、これは土に突き刺してテコの力で土を起こすので、労力が非常に少なくて済みます。実際に、私はこの土起こし君で100坪以上の畑を起こしました。

まず、右の写真のように畑に爪を垂直に深く突き刺します。足の力や体重を利用すれば、多少固めの土でも容易に深く突き刺さると思います。そして、ハンドルを下方に下げるだけです。それだけで土が起こせます。

動画で使用方法を解説してもいいかなと思ったんですが、ちょうど製作メーカーの方がご自身で使い方を説明している動画がありますので、そちらを紹介したいと思います。

三本爪の大きな利点

他の類似商品の中には、五本爪の物もありますが、私は三本爪の方が良いと思います。砂質の土と、ふかふかの土と、粘土質の土でそれぞれ土起こし君を使用したので、その利点が良くわかりました。

1. 砂質の土の場合

まず、畑の土が砂質でさらさらしている場合は、特に使用上問題はないです。土を起こすというよりは、これ一本で畑を耕す効果も期待できると思います。また、これくらいなら安価な五本爪のアルミ製土起こし機でも、強度的に大丈夫だと思います。

2. ふかふか土の場合

こちらは、砂質と粘土質の中間くらいのふかふかで、畑としては理想的な土を想定しています。砂土同様、特に使用上問題はなかったです。土をある程度かき混ぜる効果もあるので、新たに鍬で畑を耕す必要性を感じませんでした。

3. 粘土質の土の場合

三本爪の土起こし君を購入して大正解だと痛感したのは、この粘土質の土を起こしていた時です。なぜなら、五本爪では土が爪にこびり付いて作業にならなかったと思うからです。三本爪の場合、爪と爪の幅が広いため、土がくっ付きにくいんです。これは実際使ってみると、ありがたさがわかります。

ただし、土が粘土みたいに固まっていますので、たとえ土起こし君を使用しても、土をかき混ぜるような効果は期待できません。別に備中鍬などを購入して、さらに土を細かく砕いたりして、空気とかき混ぜる作業を加えないと、固くて作物は育ちにくいと思われます。

後、強度に不安がある安物を購入しますと、多分土の重さで爪が折れ曲がります。

最初は爪が多い五本爪の方が、作業の効率を考えると良さそうに感じましたが、どんな土質でも無難に対応できる三本爪が正解だと思います。

スチール製だから頑丈

使ってみるとわかりますが、かなり頑丈です。特に粘土質の土を起こす時には、これ位の強度がないと話にならないでしょう。

でも、いくら頑丈と言っても、固い土の場合は一回で起こそうとせずに、数回に分けた方が良いかもしれません。私はまだ爪を曲げた経験はありませんが、もし曲った場合はスチール製ですので、ハンマーで叩けば直せるというのも長所だと思います。

芋掘りにも使えます

また、この土起こし君は芋掘り用の農機具としても使用できます。イモを傷つけたくないときに、重宝するでしょう。

まとめ

今までいろいろ農機具を購入してきましたが、珍しく大満足できる商品でした。ただ、敢えて一点気になる所を挙げるとすると、爪の部分の塗装がすぐ剥げることです。

ですから、農作業を行った後は、錆び付かないように手入れは欠かせないと思います。せっかく高いお金出して購入したんですし、私は大事に使いたいです。

購入先リンク