グーグル先生に好まれない、検索結果にすら満足に表示されない道楽道サイトへようこそ。どういう縁でここに辿り着いたのかわかりませんが、どうかよろしくお願いします。

このページでは、今後検索エンジンに頼らずに、運よくサイトを訪れた方達が、再びリピーターになってくれるようなサイトを目指そう、という今後の主旨について書いていきます。

よろずは社会のアウトサイダー(※)ですが、当サイトも現在ネット界のアウトサイダー(内容的にも外面的にも)となっています。
注釈:コリン・ウィルソン的な意味で使用しています。悪い意味だけでなく、良い意味もあります。

グーグルによるサイトの評価が非常に不安定

まず、なぜこの記事を書こうと思ったのかと言うと、2013年から始めて後少しで1年経ちますが、「道楽道」サイトの検索結果の動向を見ていると、非常に落差が激しく全然安定しません。やっと検索の上位にポツポツと表示されるようになったと思ったら、突然圏外に飛ばされたりとその繰り返しです。ちなみに、後述する「Bing」の検索結果は安定しています。

補足1:2014年3月現在、グーグルの検索結果は安定して表示されているようです。

補足2:2014年6月現在、再び多くの記事が検索外に飛ばされました。

最初の半年間は、せっかく時間かけて一から作ったサイトですから、より多くの人に見てもらいたいと思い、サイトを頻繁に更新したり、プログラムの微妙な部分を訂正したりして、グーグルからできるだけ早く高い評価を受けるようにと思ったんですが、どうもそれも意味が無いようです。

これを人の評価に例えると、頑張って仕事をしたおかげでやっと周囲から高い評価を受けたと思っていたら、突然戦力外通告されるようなものです。なぜなのかの理由も説明されません。

今までに当サイトを訪れてくださった方達の傾向を見ていると、大体5人に1人の割合で、再びアクセスしてくださっているようです。他のサイト運営者様はどうなのかわかりませんが、弱小サイトのリピート率としては結構高い方なんじゃないでしょうか?どうもグーグルの検索結果からではなく、どこからか紹介リンクが貼られてここに来られる方が多いようです。

ですから、今後は一見さまを増やす努力をするよりも、訪れた方にリピーターになってもらえるようなサイト作りに専念しようと思います。

Google VS Bingの検索エンジン

私はグーグルだけではなく、「Bing」というマイクロソフト製の検索サイトを利用しています。双方のサービスを比較することで、見えてくるものがあるからです。

個人的には、Bingの検索エンジンの方が、安定したサイト評価を行っているような気がします。少なくとも、グーグルのように突然検索結果からはじき出されるような事はないです。やはり、検索サイトは複数存在し、サービスの利用者もそれぞれにまんべんなく遍在した方が良いと感じます。

検索ロボットはサイトの内容や感情表現までは評価しない

グーグルやBingがどのようにサイトを評価するのか、その基準は公表されていません。少なくとも人の目でチェックしているわけではないですから、検索ロボットに好かれるようなサイト構造や内容にすれば、必然的に上位に表示されやすいということになります。

当サイトは、以下の理由でサイトの評価に不利になっていると考えています。

  • 1. メイントピックが曖昧
  • 2. 長文が多い
  • 3. ソーシャルメディアを利用していない
  • 4. 被リンクが少ない

まず、1番に関してですが、グーグルは一般的に専門性の高いサイトを好みます。道楽道サイトは、書籍・パソコン・農業・哲学・医療など、あらゆる話題をまんべんなく扱っているため、相対的にそれぞれのキーワードの重みが弱くなっているんだと思います。総合家を目指している以上、このような理由で評価が不利になることは、甘んじて受け入れるしかないと思っています。

そして、次は長文が多いということです。どうしても一つの記事を毎回渾身込めて書き上げるので、話が長くなってしまいます。SEOを考慮する場合、大体一つの記事あたり、700文字から1500文字辺りで収めた方が効率が良いそうです。当サイトの多くの記事は、4000文字を平気で超えていたりしますから、SEO的に考えると非効率なサイト運営をしていることになります。長文の記事を書いても、ロボットはある文字数以上はほとんどチェックしないらしいです。単に知識だけを説明するのであれば、記事の内容ももっと短くできるでしょうが、それでは伝わらないものがあると考えています。

3番目はソーシャルメディアを利用していないと、検索結果に不利になるということです。当サイトには、TwitterやSNS系のメディアボタンが付いていないことに、お気づきになったでしょうか?付けようと思えば付けられるんですが、私個人がそれらのサービスの必要性を感じていませんので、単にSEOに有利という目的でサービスを利用するつもりはないです。安易な動機で初めても長続きしませんし。

最後は被リンクが少ないということなんですが、自分で自分のサイトを広めるような行為は一切行っていないので、間違いなく他のサイト様と比べて当サイトへのリンク数が少ないと思います。

また、プログラムを少しでも組んだことがある人ならわかると思いますが、プログラムで判断できるのは、あくまで論理の領域だけです。グーグルの理屈に合っているサイトが高い評価をされ、検索でも優先される傾向にあるのは当然です。

しかし、どんなに立派で複雑なプログラムでも、文章から人の感情の機微を判断したりはできません。私は「理」と共に「情」も大事にしたいと考えています。ですから、学問を追及するにしても、ノウハウ的な知識偏重のサイトにはしたくありません。

攻殻機動隊というアニメや漫画では、「ゴースト」という単語が出てきますが、これは「魂」とも「気」とも言い換えることができる概念だと思います。人が電子機械化された未来で、人とロボットの境界が曖昧になった世界のお話で、魂の定義が一つのテーマとなっています。体が機械化しても、脳さえ生身ならば魂は宿るのか?体が生身でも脳が機械の場合は?全身義体のアンドロイドの場合は?いずれ技術が発展すれば、必ず直面する大きな課題になるでしょう。作者の士郎正宗という人は凄い人だと、再認識しました。

つまり、気合の入った記事を書きつづけたい、ということです。

書きたいから書く、書く必要があるから書く

いずれにしろ、結局自分で書きたいから記事を書いているに過ぎません。ですから、検索エンジンがどうであろうと、書きたい何かがある限り、当サイトは続きます。

それと、今の内に書いておかないといけないと思っていることがたくさんあります。というのは、社会に対する危機感が日増しに募っているからだと思います。10年後に書いたのでは、手遅れになるかもしれません。

瀬戸内寂聴さんも、老齢の体に無理してまで選挙の応援演説に駆けつけました。それは、何か今の日本に危機感を感じているからだと思います。寂聴さんの考えには、同意しない部分もあるんですが、焦るお気持ちは十分に理解できます。私も気持ちは一緒ですから。敏感な人程、この危機感を感じていると思います。

気に入りましたら、紹介リンクを付けてください

もう検索サイトに高い評価をされようとかで、無駄な時間や労力は使いません。サイトの中身を充実させることに集中したいと思います。

もし、当サイトの内容を読んで他の人にも紹介したいと思われましたら、ぜひ紹介リンクを張って下さい。私自身では、自分のサイトにリンクを張り付けるような行為は絶対に行いませんので、よろしくお願いします。

そのような行為は、ステマ(ステルスマーケティング)を助長するような空気をネット界に作り、長い目で見ると良くない事だと思います。

グーグルの検索結果のためではなく、より多くの人にサイトを見ていただきたいのであって、さらにそこからリピーターにもなっていただけたらと思います。いわゆる、「口コミ」ならぬ「リンクコミ」と言えます。

ティム・バーナーズ=リーという人は、World Wide Web(WWW)やHTML(ハイパーテキストマークアップランゲッジ)など、インターネットの概念を最初に考案し、開発しました。Wikipediaによると、ハイパーテキスト(hypertext)とは、複数の文書(テキスト)を相互に関連付け、結びつける仕組みのことを言います。

また、”Hypertext”には「テキストを超える」という意味があり、テキスト間を結びつける参照の事を、ハイパーリンク(通称は「リンク」)と呼んでいます。

私は、ティムが最初に考案したインターネットの原点に返って、その本来的意義を見直したいと思います。検索エンジンに評価されるために、リンクが貼られるんじゃありません。文書を”超える”ために、リンクを利用するんです。

現代のネット社会は、いつの間にか目的と手段が入れ替わってしまいました。将来の展望も見えず、混迷は深まるばかりです。そういう時は、一度原点に戻って見直すことが大事だと思います。

また、錯綜する世の中に翻弄されず、自分の信念に従って主体的に生きる「小さな志士」が、一刻も早く沢山日本に誕生することを願っています。当サイトがその一助になれれば幸いです。

おわり