WordPress デザインワークブック

この本はWordPress(ワードプレス)を学び始めてから2,3冊目に読むと勉強の効率が良いと思います。私はWordPressを学び始めて5冊目に読んだ本ですが、もっと早くに読んでいればCMSやPHPに対する理解は早まったと感じています。個人的にWordPressを学ぶ上での4大書籍の1冊だと思っています。

その理由をパート別に述べていきます。
全部で5パートに分かれているんですが、初心者であれば敷居の高いパート3は後回しにして勉強すると効率が良いと思います。

Part1: WordPressの基本

WordPressとは何か?というような話から始まります。このパートの肝は、XAMPPを利用したローカル環境の構築を説明している所じゃないかと思います。通常、まずは自分のコンピュータ上でサイト構築を行ってから、レンタルサーバにデータをアップロードして公開する流れになると思うので、早めにそのプロセスに慣れておいた方が良いと思います。さらに可能であれば、この段階でメモ帳の使い方(もしまだ使用したことがないのであれば)にも慣れておいた方が良いでしょう。管理画面上で直接コーディングするよりは、メモ帳を利用してサイト構築を行った方がいろいろ便利だと思います。

Part2: 基本的な構造のサイトをWordPressでつくってみよう

このパートではサンプルサイト「Hair Salon」を一から作ることによって、基本的なサイト制作方法を学びます。「WordPressレッスンブック」では、投稿ページをメインに利用した簡単なブログの制作方法を学びましたが、こちらでは固定ページをメインに利用した通常サイトの制作の基本を学びます。ブログと通常サイトの違いは、【番外】個人用のウェブサイト制作を目指している人の道しるべの備考欄の説明をご覧ください。

Part3: さらに進んだ構造のサイトをつくってみよう

このパートではサンプルサイト「nino」の制作を行います。初めの方でも言いましたが、まだWordPressに不慣れな方や、難しいと感じた場合は、このパートをスキップしても良いと思います。理由を説明すると、Part2と異なり、サイト制作の説明部分が要所に絞られているため、全体を通したWordPress制作にある程度慣れていないと、敷居が高く感じると思うからです。ある程度WordPressに慣れてきて、カスタム投稿タイプを使ったサイト制作や、スマートフォン対応を考えている場合は、大いに参考になる内容だと思います。

Part4: WordPressテクニック

ここからこの本特有の有用な知識を学ぶことができます。まず、ローカルサーバ(自分のPC)でサイトを構築した場合、最初に疑問に思うのがどうやってレンタルサーバなど外部サーバにデータを移行するのか?ということです。いくつかやり方はあるのですが、この書籍ではデータベースに登録された情報をそのまま移動することができる「phpMyAdmin」を使用したデータ移行法を説明しています。もちろんローカル環境で使用した設定を、レンタルサーバで使用する際には変更する箇所も出てきますが、この書籍にはその具体的な手順が書いてあります。最初はWordPressに標準で搭載されているデータバックアップ法の使用を考えていましたけれど、より確実なデータ移行法を知ることができ、どうしてもローカル環境でサイト制作を行いたいよろずにとっては、大変助かりました。他にもテンプレートタグの引数に関する説明、データベースにアクセスして情報取得する方法、マルチサイト機能の活用方法、WordPressの動作シークエンスの説明など、中にはこの本でしか扱っていないような貴重な情報もあります。

Part5: WordPressで覚えるPHP入門

最後にこのパートでは、WordPressを使いこなす上で重要なPHPの基本構文、functions.phpを使用したテクニック紹介、プラグイン作成の方法を説明しています。PHPを使用したプログラミングに深入りする予定がなくても、このPart5に書かれている内容だけでも理解しておくと、サイト制作がずっと楽になるでしょう。functions.phpのテクニックを説明したセクションでは、代替テンプレートタグやフックの考え方を説明しています。他の書籍では、説明もなしに当たり前のようにフィルターフックやアクションフックが使用されていたりしますが、この本はその詳細を説明してくれるのでありがたいです。

まとめ

以上で「WordPressデザインワークブック」のレビューを終わります。よろずがWordPressを学ぶ上で、役に立った4大書籍の1冊と位置付けた理由が伝わっていれば幸いです。

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